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さいたま市で陶芸【黒楽茶碗を焼く】

2019/03/09
黒楽茶碗を焼く

さいたま市緑区で陶芸をしてます【やまざ器】です。今日の投稿は、楽焼の中でもポピュラーな「黒楽茶碗」焼成のお話です。黒楽茶碗を黒く焼くのは以外に難しいのですが、今回は下記の条件で、まずまずの焼き上がりになりました。

 

実行した条件を箇条書きしてみます。

・もぐさ土を素焼きし加茂川石粉単味で施釉(筆塗り)

・楽焼窯にて炭火とプロパンを併用し、蓋付きのサヤ鉢に入れて焼成

・エアコンプレッサーで空気を圧送し温度調整

・温度計で最高温度1264℃にて引き出し

・水冷却

 

写真は、引き出してブロックの上に乗せたところですが、引き出し直後は全体が真っ赤になっています。

大気中でも、みるみる冷えてくるのですが、茶碗の口縁部から冷却されて行くのがわかりますね。

この後、水冷却しました。

 

経験的には、水冷却しないと「冷め割れ」の確率が高くなりますね。

最悪は、茶碗が真っ二つに割れます。

理由は、写真のように自然冷却(大気中で冷却)すると茶碗の内と外で温度差が大きくなるからです。

内側は温度が高いのですが、外側は急速に冷やされ温度が低くなり、一気に収縮が始まります。

この内側と外側の収縮量の差から「引張りの応力」が発生し、茶碗の中央部を横断するように割れます。

「水冷却」すれば、茶碗の内と外の温度差が出ない状態で冷却されるので割れません。

 

また今回は、茶碗を蓋付のサヤに入れての焼成でしたが、サヤに入れた方が温度が均一化し、加茂川石粉が均等に溶けてくれますね。

また、蓋付のサヤなので完全な還元焼成になります。

還元炎で焼き、水冷却すると黒楽茶碗が綺麗な黒に発色するようです。

 

楽焼は、焼成の醍醐味が味わえて、何度焼いても楽しいものです。

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