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さいたま市の陶芸【楽窯に過給機】

2019/03/10
楽窯に過給機

さいたま市緑区で陶芸をしてます【やまざ器】です。 少し古いお話になりますが、楽窯に「過給機」を取り付けて、窯の温度上昇を狙っていた時のネタです。

楽窯は基本的に炭を燃料にしますので、何らかの形で空気を送り込まないと窯の温度が上がりません。

【やまざ器】の楽窯は、炭を燃焼室に投入しプロパンのバーナーで着火し、そのまま炭とプロパンを併用して温度コントロールする方法をとっています。

ですので空気をいかに送り込むか? が課題になっていました。

 

最初は、ドライヤーを使って送風していましたが、窯の熱でドライヤーのプラスチック部分が溶けてしまい長くは続きませんでした。

そこで、ホームセンターでダクトなどの配管設備部門で材料を仕入れてきました。

写真のように窯の直近は鉄製のダクトなので溶けることはありません。

肝心の過給機部分は、ダクトに連結して家庭用100Vの送風ファンを取り付けました。

過給機と言っても、それほどの加圧ができる訳ではありませんが、ドライヤーよりは安定して空気を送り込める読みで使ったのです。

 

結果は・・・OKだったのですが、不十分でしたね(笑)。

しばらくの間は稼働していたのですが、結局、絶対的な風量が不足していました。

風量が足りないので、昇温するのに時間がかかります。時間がかかると「炭の寿命」は決まっているので、温度上昇不足のまま炭の寿命がきてしまいました。

 

この辺が、炭を燃料にする楽窯の厄介なところなのですが、炭を追加すると一気に窯の温度が下がってしまうのです。

そこで温度低下を炭を焙って(送風して)挽回しますが、温度上昇と炭の寿命の悪循環で苦戦します。

結局、送風ファンを使った「過給機」は断念し、その後「コンプレッサー」を使った「エアアシスト」方式に変えました。

こちらは十分な空気量を保持するエアタンクがあるので万全です。

短時間で温度上昇が可能なので、炭の寿命内で1300℃まで余裕で昇温させることが可能です。

 

以上、楽窯奮戦記の一コマでした。