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さいたま市で陶芸【器を削りで作る】

2019/03/12
器を削って作る

さいたま市緑区で陶芸の【やまざ器】です。今回は、彫刻のように粘土をヘラで削って形にしていくお話です。極端に言えば、粘土の塊をナイフやヘラで削って行けば、形のある器が完成します。 ですから「手びねり」だ「ロクロ」だという成形の手法の前に、「削って形を作る」という考え方があれば、創作の自由度は広がるかもしれませんね。

 

粘土を削る上での大切なポイントは・・・ただ一つです。

「適切な粘土の硬さ」の時に一気に削ってしまうことです。

粘土は、柔らかすぎると道具に張り付いて削れません。その一方で、作業している手の熱で、粘土はどんどん乾燥し、削るのに最適な状態を通り、次第に削れなくなるほど硬くなってしまいます。

ですから、サクサク削れる最適な硬さの時に、ザックリと器の形に仕上げてしまいます。

この辺りが一番創作意欲をかき立てられる瞬間なので、楽しさを感じる部分ですね。

 

写真のカップは、大雑把な粘土の塊を一晩乾燥させ、翌日バッサリとと切り落としながら形にしました。

今の時期は、部屋にエアコンを効かせているので、粘土は刻々と乾いて固まってしまいます。

粘土が柔らかい時は、木のヘラで削ります。

金属のヘラのように粘土が貼り付かないので、グイグイ削れるからです。

見込み部分も木のスプーンでスクイ取って掘り進めます。

粘土がある程度硬くなったら、小刀(剣先)で形をイメージして徐々に細部の形を削り出します。

 

削り出しで器の形を作っていく場合のネガは、器の厚さ調整です。

器として使う場合、あまり重いと使う気にならないので、極力惰肉を取ることになります。

特に高台周りを軽く作るのは気を使いますが、まあ慣れの問題かもしれません。

慣れてくると、削る時に伝わってくる振動で、厚さがわかるようになってくるからです。