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【使いこなすのが難しいカップ】埼玉で陶芸

2019/05/31
使いこなすのが難しいカップ

先日の穴窯(朝霞市芸術の森)で焼いた作品の中に、穴窯土を使ったカップを数点入れておいたので、ご紹介したいと思います。結論から申しますと・・・「使いこなすのが難しいカップ」になってしまいました。

理由は2点ほどあって、デザイン的に凝り過ぎて、「右利き専用の取っ手」にしたのは良かったのですが、取っ手形状が極端過ぎて使いづらくなっていたこと。

もう一つの理由は、「石ハゼ」です。穴窯土は、「石ハゼ」が出るように珪石や長石の粒を混ぜてありますが、肉厚をある程度薄くしないといけないマグカップでは、中に入れた水分が時間とともに透過してしまいます。

 

写真をご覧になっていただくと、マグカップの外観は、特徴のある右利き用の取っ手と、燃料である薪の灰がよくかかり、緋色も綺麗に出て石ハゼもあり、変化のあるワイルドな仕上がりのカップになりました。

ところがいざ使ってみると、この取っ手は、テーブルに置いてある状態から掴もうとするときに掴みづらいのです。 親指の置き場があり、人差し指の掛かりもよく、しっかりとホールドできるのですが少し残念な結果でした。

また「石ハゼ」は見た目は良いのですが、「水漏れ」まではいきませんが、水分の透過があって、器としては、あまり感心しない結果となりました。 見込みに透明釉を少し塗って、電気窯で再焼成するとかのお手当てが必要ですねえ。

 

器は、実際に使う道具なので、見た目の美しさと機能的な面を兼ね備えていないといけません。

「使い易くて美しい器」を作るのは、なかなか大変なことですね。