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穴窯の窯詰め&焼成/木戸貞昭氏の灰塚窯/やまざ器

2023/03/23
穴窯の窯詰め

先日穴窯の窯詰め&焼成が終わったので、その様子をご紹介いたします。 窯詰めの作業は、滋賀県信楽町にある木戸貞昭氏の灰塚窯をお借りして行ったもので・・・全てやまざ器の作品や商品となっています。 窯の煙突よりの奥側(煙道を含む)に志野茶碗を詰め、窯中央から手前に焼き締めの作品を配置してあります。 

 

写真は、窯の中央側面部に配置した焼き締めのぐい呑みです。 穴窯の窯詰め方法は、一般的な灯油窯、ガス窯や電気窯などと違い・・・薪の炎の流れに合わせて、作品を配置して行くところが特徴です。 写真のように、窯の壁沿は炎が壁に沿って走るので、ぐい呑みを炎に向けてセットしていきます。 ぐい呑みの角度や方向を少しづつ変えながら・・・高さ調整などもして焼き上がりの様子を想像しながらの作業となります。 ぐい呑みの固定は、目土(道具土)を使って固定する場合もありますが・・・やはり赤貝やアサリなどの貝に乗せてセットすると、特有の赤い色が出てきますので、景色に変化のある作品ができます。

 

焼成は、あぶりを丸1日+本焼き丸2日間をかけての内容でした。 目標としていた温度カーブに従い、狙い通りに達成できたので・・・焼成結果が楽しみです。 4月の頭に窯出しですので、またご紹介できるかもしれません。 何度やっても穴窯って楽しいですね。 ご一緒に楽しんでいきましょう!