BIZEN備前
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備前銀三彩の施釉/焼き直しで器のイメチェン/さいたま市の陶芸・陶芸教室やまざ器
2020/06/10備前のお皿に銀三彩と言われる色彩を施し、焼き直しで器のイメチェンにチャレンジする内容です。 元来、北大路魯山人(1883-1959)が、焼き上がりの不十分な備前の器に対し、銀彩を施しワンポイントで水玉模様などを入れて、モダンな器として再生した方法です。 当時は、基礎釉に本当の銀粉などを入れ焼成していたようですが・・・やはりコスト的に高くなりますので・・・今回は、一般的に手に入りやすい原料を使い、... -
火襷ワインカップ/器を替えて自宅ワイン/コロナに適応
2020/06/08令和2年、コロナは私たちの食生活にも様々な影響を与えています。 どうしても・・・レストランで家族との食事とか、行きつけの酒屋でお酒を飲む機会が激減しています。 結果、アットホームでの食事やお酒を頂く機会が増え・・・イマイチ新鮮味が無いような気がします。 そこで・・・ワイングラスから・・・火襷(ひだすき)ワインカップに器を替えて、ワインを楽しんでおります。 不思議なモノで・・・器が変わると... -
器は壊れるもの/備前の器/さいたま市の陶芸・陶芸教室やまざ器
2020/05/21器は落とせば壊れるものと知りながら・・・落としてしまいました・・・ショックです。 昔買った備前の有名な作家さんの品物でしたが残念です。 今まで使わせていただき感謝しています。 ただこのまま処分してしまうのも、もったいないので・・・破片をよく観察しました。 焼き物は、割れてみないと、その断面を見ることはできないので・・・チャンスと言えばチャンスではあります。 割れてみると良く判る... -
釉薬を使わずに色を出す/備前焼締め/さいたま市の陶芸・陶芸教室やまざ器
2020/04/17焼き物では、釉薬を使わずに色々な色を出す方法があります。 今回は、備前の土を使い、電気窯のサヤ鉢焼成で行う焼き締めをご紹介いたします。 焼き物では、古い言葉で・・・「一焼き、二土、三細工(いち焼き、に土、さん細工)」と言う言葉がありまして・・・古人は、一番大切な上位の位置付けに「焼き」を上げています。 要するに「焼き方」でガラッと変わってしまうことを表現しているのでしょうね? 二番目は「土」で... -
オリジナル火襷ワインカップ/オーダーメイド の器/さいたま市の陶芸やまざ器
2020/01/24オリジナルな火襷のワインカップを焼成しました。 ご注文をお受けしてから製作するオーダーメイド の商品になります。 毎回機会があるたびに・・・お客様のご要望を反映し、少しづつ表現方法を変えて取り組んでおります。 今回は、カップの大きさ、形を変えながら・・・高台周り(カップの台座部分)の色合いを変えてみました。 台座部分の色合いを強調し安定感を出して・・・ワイングラスにはない雰囲気を狙ってみました... -
焼き物と野菜サラダ/さいたま市の陶芸やまざ器
2019/11/25お気に入りの焼き物にお気に入りの食材を載せる楽しみについて書いてみようと思います。 写真の皿は、何年か前に岡山の備前に行った時に仕入れた皿です。 有名な作家さんの品物ですが・・・シンプルな火襷の模様が気に入っていまして・・・よく野菜サラダを載せて頂いております。 やはり食材は、その特徴にあった皿を選びますと・・・俄然雰囲気がよくなりまして・・・より一層美味しく感じますし・・・焼き物も使ってみて... -
火襷の出来る瞬間/ワラを巻いて焼成
2019/10/21火襷(ひだすき)の模様が出来上がる瞬間をご紹介いたします。 火襷とは、備前土の素地に稲藁(いなわら)を巻いて焼成し、藁(ワラ)が燃える時に、その成分が付着して薄茶色の模様がつく焼成方法です。 元来は、器同士が焼成中に付着しないようにワラを巻いて焼成していたようですが・・・昨今では、その特徴的な模様が売りとなっている焼き物です。 写真は、火襷のワインカップを焼成している様子ですが、焼成直後... -
メッセージ入りのワインカップ/お世話になった方へ
2019/09/10高台内にメッセージを入れたワインカップを作りました。メッセージはシンプルに「Thank You!」です。お世話になった方へプレゼントするイメージで作ってあります。 陶器製の独特な形状のワインカップで、少し高く作られた台座の高台内にメッセージが彫り込んであります。 メッセージを見ると・・・思わず「ニコッ!」となるような感謝バージョンのワインカップですね。 粘土は備前の土を使い、ワラを巻きつけて焼成する「... -
備前の器とビールの泡立ち/埼玉陶芸
2019/08/28やはり備前の器に注いだビールは、泡立ちが良いので、ひときわビールが美味しく感じます。泡のキメが細かくて、実に美しい泡の盛り上がりを演出してくれるのです。ビールの味は、やはり泡が握っていて、細かな泡が綺麗にできると・・・その1杯は成功だと思いますね。 当方はビールの専門家ではないのですが、焼き物を扱う者として考察すると・・・備前の器とビールの相性は抜群と言うしかありません。以前のブログに何... -
【備前のシンプルな湯呑】さいたま市の陶芸
2019/06/20本日のブログ投稿は、「備前のシンプルな湯呑」のお話です。 朝霞市芸術の森の穴窯で焼いた備前土の湯呑ですが、備前焼の代名詞のように使われる「紫蘇色」や「胡麻」とか「桟切」などの景色のない湯呑です・・・要するにあまり条件の良くない場所で焼かれた湯呑とも言えますね(笑)。 穴窯で焼いているので、窯内のどの場所で、どのくらいの高さにセットされて焼かれたか? また炎にとって障害物があるのか?ないのか?... -
【緋襷ワインカップ_色違い】お承ります
2019/06/10ワインやシャンパン、冷酒などにピッタリの「緋襷ワインカップ」の中でも独特な「色違い」を作りましたのでお知らせいたします。 白から薄茶色のベースに「茶色の緋襷」がオーソドックスな色合いですが、今回ご紹介するのは、「茶色のベース」に「焦げ茶色の緋襷」が入った商品になります。 【やまざ器】HPの新着情報にも「緋襷ワインカップ一覧」でご紹介しておりますので、ご覧くださいませ。 以下、経験と推測を... -
【緋襷ワインカップ_焼成編】お作り致します
2019/06/07陶器で飲むワインが美味しいことに気づいてしまい、先日より陶器製のワインカップを作り始めました。ブログの中で何回か取り上げていますが、ワイングラスとは違う路線で、陶器の材料としての良さを生かした器にしたいと思い立ちました。具体的には、陶器の中でも酒を美味くする備前の土を選び、緋襷(ヒダスキ)に焦点を当てて製作しました。 このワインカップの簡単な概要をお伝えするとともに、ご興味のある方からの「お問... -
【ワインカップに藁を巻く】緋襷焼成
2019/05/27緋襷(ひだすき)の模様の入ったワインカップを製作中です。緋襷は、藁(ワラ)を巻いて焼成することにより、器に茶褐色のライン状の模様を入れる技法です。今回の投稿は、藁をワインカップに巻きつけていく様子を分かりやすく説明していきます。 使用する藁は、ホームセンターの園芸コーナーなどで普通に購入できる稲藁を使っています。 ただ通常ですと、藁は乾燥した状態でパックなどに入れられて売られているので... -
【備前焼の胡麻は予想不能】穴窯作品
2019/05/26穴窯で焼く備前焼の胡麻(ゴマのような模様)は、ほとんど予想不能の出来栄えが多いですね。何度か投稿している先日の穴窯(朝霞市丸沼芸術の森)焼成のお話になりますが、同じ備前の土(市販品)を使って、ロクロ挽きしてオーソドックスな茶碗を何個か準備しました。 ところが土が同じで、形も大きさも殆ど同じ茶碗ですが、焼成結果は天と地ほど違います。 こういうのが穴窯の面白い(予想不能)ところかもしれませんし、... -
【オリジナル陶器ワインカップ】埼玉の陶芸
2019/05/19「オリジナルな陶器製のワインカップ」を製作中です。 陶器製のワインカップは結構市販されてはいるのですが、形がどうしてもワイングラスのような形状であったり、焼き物である陶器の良さを上手く生かした製品が少ないように感じていたので、少し前より試作品を作り始めました。 やまざ器のブログでも何度か取り上げていますので覗いてみてください(やまざ器HP→ブログ全般→備前)。 作者の意図といたしましては、下... -
【備前の器で赤ワインを飲む】埼玉で陶芸
2019/05/18「備前の器で赤ワインを飲む」お話になりますが、やまざ器のブログの中でも過去に何回か取り上げてきました。 焼締陶器である備前焼きは、釉薬を使わない焼成を特徴にしていて、「酒との相性が良い」とされています。 もっとも酒だけではなく、「備前の甕に入れた水は腐らない」・・・などなど、様々な逸話が残されているので、やはり焼締の器がもつ特性によるものなのでしょうね。 ただ、厳密に言えば、焼締陶器は、備前だ... -
【備前の茶碗を穴窯で焼く】埼玉で陶芸
2019/05/14最近連続している穴窯関連の話題で恐縮ですが、本日は穴窯で焼いた「備前のお茶碗」のお話になります。 中野区の「日曜会」の活動に合流させていただいて、埼玉県朝霞市の芸術の森の穴窯での焼成ですが、やはり備前の土で作った作品が多く目につきました。穴窯は、炊き口の周りに「灰被り」を期待した信楽系の土で作った作品を並べる傾向があります。信楽の土は耐火度が高いので、ガンガン焼いても大丈夫だからです。一方で... -
【緋襷のワインカップ_削り編】
2019/04/28さいたま市で陶芸をしてます【やまざ器】です。先日「緋襷のワインカップ製作中】のタイトルで粘土成形の様子を投稿しましたが、今回はその続編の「削り編」になります。 「削り編」と言っても、ロクロ挽きで作っているので、削りが入るのは高台周りだけになりますが・・・ 作る上での「思い」などを書いてみたいと思います。 陶器製のワインカップを備前の土を使い、「緋襷」の模様を施して焼き上げることになり... -
【緋襷のワインカップを製作中】
2019/04/25さいたま市緑区で陶芸製作&販売をしてます【やまざ器】です。 焼き物のカップでワインを飲むと、すごく美味しいことに気付いてしまい・・・焼き物製造のかたわら、どういうカップがワインを美味しく飲めるのか?研究しています。 写真のワインカップは、「緋襷のワインカップ」を作るつもりで備前の土を使って成形したところです。 少しづつ形と大きさを変えながら作っています。 焼き物でワインカップを作る場... -
【名入れぐい呑み製作のご紹介】
2019/04/23さいたま市緑区で焼き物製作販売をしている【やまざ器】です。【やまざ器】では、お客様のご要望にお応えして焼き物を作りますので、名前を入れた(名入れ)茶碗や酒器の製作も承ります。 今回は、「名入れぐい呑み」を製作した時のお話をエピソードを入れてご紹介致します。 注文を下さったお客様は、ユニークな方でした・・・と言いますのも、「オーダーメイド」で器を作るとはいえ、大概はイメージとかおおよその大...