BLOG

【備前の茶碗を穴窯で焼く】埼玉で陶芸

2019/05/14
穴窯備前茶碗

最近連続している穴窯関連の話題で恐縮ですが、本日は穴窯で焼いた「備前のお茶碗」のお話になります。

中野区の「日曜会」の活動に合流させていただいて、埼玉県朝霞市の芸術の森の穴窯での焼成ですが、やはり備前の土で作った作品が多く目につきました。穴窯は、炊き口の周りに「灰被り」を期待した信楽系の土で作った作品を並べる傾向があります。信楽の土は耐火度が高いので、ガンガン焼いても大丈夫だからです。一方で備前の土は、基本的には1200℃でゆっくり時間をかけて焼く方向の土です。

ですので、備前系の作品は、窯の奥まった温度があまり高くならない場所に置いて焼くことになります。この場所は、安定して焼けるのと灰も被るので「胡麻」と言われる特有の模様が期待できるので、作品の数も増えてくるのではないでしょうか?

 

写真のお茶碗も窯の奥まった部分で棚組みの上の方に設置した茶碗です。

まあ、茶碗といっても「湯呑」とか「焼酎用の酒器」程度の大きさです。 ただ大きさが小さいので、数を並べられますので、棚板の場所や位置関係を変えて配置できるので、いくつかの茶碗は、まあまあ出来栄えの良い結果で焼かれています。

 

穴窯は、薪の燃え具合(天候や空気密度)や作品の数(作品の密集度合い)、炎の回り方、酸化還元度合い(ドラフトの使い方)など、不安定要素が多々あるので焼成結果がバラけます。まあもっとも普段【やまざ器】で焼いている自身の炭火を使った小さな楽窯でさえ、直接炎を燃やす窯では、焼成はバラつくので、穴窯ですと、当然と言えば当然かもしれませんね。

 

そんな訳で、成功確率→打率は高くはなりません。

今回当方が入れた備前の茶碗だけでも、まあまあ上手く焼けたのは2割くらいで、3割打者にはなれて無い気がします(笑)。

失敗事例では、単に景色がなく赤黒く焼けた茶碗や、還元雰囲気が強くなって炭化気味の風合いで焼けてしまった「燻し銀」の茶碗たちです。まあこれも悪くは無いのですが・・・あまり単調な焼き肌になると面白みは減ってしまいますね。

 

穴窯、備前焼きなどは、焼成に関わる情報量が多いので機会を見ながら紹介できれば良いですね。

ではでは ありがとうございました。