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釉薬を使わずに色を出す/備前焼締め/さいたま市の陶芸・陶芸教室やまざ器

2020/04/17
釉薬を使わずに色を出す

焼き物では、釉薬を使わずに色々な色を出す方法があります。 今回は、備前の土を使い、電気窯のサヤ鉢焼成で行う焼き締めをご紹介いたします。 焼き物では、古い言葉で・・・「一焼き、二土、三細工(いち焼き、に土、さん細工)」と言う言葉がありまして・・・古人は、一番大切な上位の位置付けに「焼き」を上げています。 要するに「焼き方」でガラッと変わってしまうことを表現しているのでしょうね? 二番目は「土」ですが・・・やはり土の成分、特性で出来上がりが大きく変わることを言っています。 粘土成形や釉がけ、絵付けなどは、最後の位置付けになっています。 

 

別に粘土成形や釉がけを大切ではない工程と言うつもりは、毛頭ありませんが・・・それ以上に、「焼き方」「土」の占める要素が大きいと言うことでしょう。

今回のご紹介も、釉薬を使わない焼き締めで・・・複雑な色合いを出す方法です。

 

やり方は・・・結構簡単です(焼成結果は別として)。

使う小道具は、サヤだけです。 丸でも四角のサヤでもOKです。ご自身で作られた道具土のサヤでも当然大丈夫です。 使う燃料は、還元用として籾殻、炭、薪(木材)などを使います。 必要により、燃えカスの灰などを使い、作品を埋めておくこともあります。 作品を支えるのに、目土(道具土)や貝殻(赤貝、帆立、ハマグリなどなど)を使います。 焼成のポイントは、サヤ内に投入する燃料の量と、サヤに確保する空気穴の大きさです。

 

通常、電気窯のプログラムは、12時間で1230℃などと設定しますが・・・窯の温度が上昇し、籾殻や炭の有機物に着火してから、それらが焼成の最後まで残るようにセッティングします。 極端に言うと、空気穴が無い状態のサヤでは・・・中の有機物は、燃えずに最後まで残っています。 当然ですが・・・還元と言えども、酸素が無いと燃焼は成立しません。 逆に、空気量が多すぎると、すぐに燃え尽きてしまい・・・還元状態の維持ができません。

 

焼き物は・・・完成品を作るまでに多くの工程を経て、多くのバリエーションが存在します。

ご一緒に陶芸を楽しんでいきましょう!

さいたま市の陶芸・陶芸教室「やまざ器」です。