BLOG

【普段使いの食器を作る】縄文時代の小話

2019/06/12
普段使いの食器を作る

【やまざ器】陶芸教室の様子を一コマ写真でお伝えいたします。 趣味で陶芸を始めた方の多くは、普段使いの食器を作られます。 普段使いの食器と言いましても、実に種類が豊富にありますので、しばらくは作陶の題材がなくなることはありません。 コーヒーカップや湯呑、ビールカップや酒器や徳利、おちょこ、皿に至っては豆皿、小皿、大皿、カレー皿など、小鉢や大鉢、鍋や急須や箸置きやら・・・書ききれないほどの種類があります。 まあ、これだけ多くの食器を普段使いで使っている国民は、日本人だけかもしれませんね。

 

ところで少し脱線しますが、日本人と焼き物との関わりは、どのくらいの歴史があるかご存知ですか?

以前、上野で縄文土器の展示会があったので見学に行ったのですが、その題目が「縄文ー1万年の美の鼓動」というものでした。その時に買った冊子を確認すると・・・縄文時代の幕開けは、「1万3000年前」と書いてあったので驚嘆したものです。

茶陶が繁栄した安土桃山時代が今から450年ほど前で、相当に昔感がありますが・・・縄文土器の作られた縄文時代に至っては、驚愕の一言ですね(笑)。 そんな昔から器を作っていたのですね。

まあもっとも縄文時代は、食器(器)としての存在というよりも、火焔型土器や土偶のように「神への畏敬」や「祈り」の要素が多かったのかもしれません。 いずれにしても土を捏ねて形を作り、火で焼くという行為の歴史はとてつもなく古いのです。

それほどの時がたち、なお今現在も普段の生活の中で、「焼き物」、とりわけ「食器の類」に関しては脈々存在し続けているわけですから、ロマンを感じてしまいますね。

 

話は現在に戻り(笑)・・・写真の1コマは、大きめの皿を「手びねり」+「手ロクロ」で作っている生徒さんの様子です。2時間半ほどで、直径30cmの平皿と25cmの取り皿を作っておられました。

電動ロクロでサクッと作るのも悪くはないですが・・・まあ数を作らない前提なので・・・手びねりや手ロクロは味わいがあって、「陶芸の楽しさの原点!」って感じがします。

 

そんなこんなで「焼き物」1万3000年の歴史に少しだけ触れてみるのも楽しいものです。お薦めですね。