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生徒さんの作品作り/緋襷/やまざ器
2024/02/15
今回は、生徒さんの「緋襷(ひだすき)作り」のご紹介です。 写真の白い糸のようなものは、稲藁の燃えカスです。
この生徒さんは、前回、稲藁を器に巻き、稲藁のライン状の模様の出る緋襷を作りました。 今回は、稲藁を鳥の巣のように柔らかくもみほぐし、それを器に座布団のように敷いて、器の面に緋襷の色合いが出るような方法でトライしました。
緋襷は、通常、備前の土を使って焼成する場合が多いように感じますが・・・実際は、一般的な白土や道具土を使っても、綺麗な模様が出ます。 また藁を巻く際は、藁が器に密着するように巻きつけたり、敷いたりします。 密着した部分にだけ、緋襷の模様が出るからです。
以下に、今回の焼成条件などを書いてみます。
・土:備前土(生徒さん持ち込み)
・稲藁(ホームセンターにて入手)
・円形のサヤに器を入れ、もみほぐした藁を敷いて、電気窯により酸化焼成
ご一緒に作品作りを楽しんでいきましょう。ありがとうございました。