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土器を焼く風景/小学生の作品/浦和
2022/10/21
天候の影響で伸び伸びになっていた土器焼成を行いました。 小学6年生の作った縄文の模様の入った立派な作品です。 太古の昔、土器は、野焼きの炎で焼かれていましたが、さいたま市のやまざ器では、安全面などを考慮し、炭火を使った楽窯で焼いています。 原理的には、炭を使って焼く七輪(簡易型のコンロ)と同じですが、耐火断熱レンガで覆われた窯構造なので、とても使い勝手が良く安全です。
炭火は、着火するまで結構時間がかかりますが、やまざ器では、ガスバーナーを使って着火するので、とても簡単です。 あとは、温度計を確認しながら1時間ほど燃やし、温度が750℃程度になったら焼成完了です。 窯の煙突を閉じ、ゆっくりと冷却して完了します。
土器の場合、温度をあまり上げてしまうと、真っ白になってしまい、味わいのある色になりません。 炭も土器に接触するように置き、土器の中にも炭を入れて焼くところがポイントです。 土器特有の赤茶の色と、焦げたススの黒い色が実に綺麗です。