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【やまざ器の陶芸体験】で陶板を作る
2018/11/17
さいたま市で陶芸の「やまざ器」です。本日は、陶芸体験で作ることができる「陶板」をご紹介いたします。 「陶板」というのは、絵や文字、ロゴなどを描いて焼成した「焼き物のプレート」のことです。あまり馴染みはないかもしれませんが・・・油絵や水彩画などの絵画、また版画などの表現方法とは違い、焼き物特有の立体感があり、色合いの美しい仕上がりが特徴の焼き物です。写真は、以前に登った降雪時の八ヶ岳(赤岳)をモチーフにして描いた陶板です。空の青と雪山のコントラストが印象に残りました。 作り方は、素焼きしたプレートに釉薬を使って絵を描いて行きますが、絵画と大きく違うのは、釉薬の焼成後の発色は、焼成前の施釉時の色とまるで違うことです。絵画の場合、絵の具の見た目の色合いで作品作りを進めて行きますが、陶板作りの場合、焼成後の色合いを想像力を最大限に発揮しながら施釉し、焼成して完成品になります。要するに焼きあがるまで仕上がりがわからない? のは焼き物共通の特性ですね(笑)。 また釉薬を重ねがけすることで生じる焼き物特有の焼き肌(写真の樹林帯のツブツブした表現)なども楽しさの一つですね。出来上がった作品は、額などに陶板の厚みがわかるようにして入れます。焼き物なので、絵画や版画などと違い経年劣化しませんので、いつまでも綺麗な状態で楽しむことができます。このように作ること自体を楽しむこともできますし、記念の行事や大切な方へのプレゼントなど、一味違ったものづくりはいかがですか?