やまざ器の看板施釉/埼玉で陶芸
昨日に引き続き店の看板製作の話題で恐縮します。本日は残りの「やまざ器」の4枚を施釉しました。最初は、文字の色を変えようかな?と思いましたが・・・結局初志貫徹で「陶芸教室」の文字と同じ施釉内容にしました。 看板は、一度掛けたらそうは変えませんので・・・シンプルな内容の方が飽きがこなくていいのかな?との判断です。
陶芸の技術的な内容は、昨日と同じになりますが、細部のご紹介を写真を見ながら説明してみます。
・黒御影土を使い文字を切り抜いたタタラをプレートにドベを使って接着→素焼き実施
・文字に「真黒マット釉」を筆塗り→文字部を掻き落とし
・文字以外を「マグネシアマット釉」を筆塗り
は同じですが、筆でマグネシアを塗って行く場合、どんなに注意しても結局文字部にはみ出してしまい、通常は綺麗に仕上げることが困難になります。
そこで、写真のように再度、文字に乗ったマグネシアの釉薬を掻き落として輪郭をハッキリさせて行きます。
ポイントは、文字部の施釉(真黒マット釉)を最初に行って掻き落とし、後から他の部分にマギネシアを塗って行くところです。文字についたマグネシアは、ガリガリ落として行っても、結局最初に塗った真黒マットの釉層が出てくるだけなので、安心して、アグネシアを掻き落とすことができるからです。
写真の削りカスは、ブロアで吹けば・・・文字部分が綺麗に浮き上がってきます。
ご参考に過去の作業のリンクを貼っておきます。
1.陶板の粘土成形(タタラ製作)
https://www.yamaza-ki.com/blog/ceramicplates/20190510-1441/
2.「陶芸教室」4文字の施釉
https://www.yamaza-ki.com/blog/ceramicplates/20190823-2084/
ではでは 焼成が完了しましたら、必要によりPRさせていただきます。
今回もご確認ありがとうございました。