CERAMICWORKS作品
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ぐい呑を作る/日本酒のシーズン/やまざ器
2023/11/16だいぶ寒くなってきましたね! これからの季節、特に食べ物、飲み物に関しては、やっぱり・・・鍋や日本酒を楽しむ機会が多くなってきます。 そこで今回の投稿は・・・焼き物的な観点からみた、ぐい呑に関わるお話をしてみます。 昔は、お猪口と言っていた小ぶりの盃ですが・・・最近は、お酒の種類も多くなり、それにともなってお猪口のサイズも少しだけ大きめになってきて・・・「ぐい呑」と呼ばれる場合が多い気が... -
抹茶碗を作る/抹茶を点てる/やまざ器
2023/11/03今回は、抹茶のお茶碗作りや抹茶を点てるお話です。 写真のお茶碗は、先日(2023年9月)に穴窯焼成した志野茶碗です。 信楽の穴窯で焼いていますので・・・「はふり志野」(古代信楽の神職であるはふり部から引用)と呼んでいます。 志野釉が乾燥していく過程で発生する気泡やヒビ割れ(梅花皮)、また薪の灰が高温で溶けることにより付着する自然釉を特徴とした抹茶用のお茶碗です。 次に、抹茶を点てるお... -
三塚雄介氏個展/テラコッタ作品を独自に色付け/やまざ器
2023/07/26昨日、三塚雄介(みつかゆうすけ)氏が銀座で行っている個展に行ってきましたので、様子をご紹介いたします。 三塚氏は、ここのところ何年もサラリーマンをしながらご自宅で作品作りを続け、作品が出来上がると「やまざ器」に持ち込み、焼成を依頼してくれたお客様です(過去に川口市市長賞などをとっています)。 作風も独自で、陶芸というよりも彫刻の領域に近い、芸術作品ばかりです。 少し前までテラコ... -
志野茶碗の釉掛けの様子/信楽出張/やまざ器
2023/07/12しばらく出張に出ていたので・・・ブログ投稿が空いてしまいました。 そんな訳で今回は、信楽で行った志野茶碗の釉掛けの様子をお伝えいたします。 志野という焼き物作りは、「もぐさ土」と言われる微小に鉄分を含み、サクサクした粘りの少ない土を成形して始まります。 この土は、非常に耐火度が高いので、溶けづらいと言われる志野釉をゆっくりと高い温度を保持しながら焼くのに適しています。 写真では... -
陶芸の作品作り/手作りの良さを生かして作る/やまざ器
2023/06/16今回は、陶芸の作品作りについて書いていきます。 さいたま市のやまざ器は、多くのお客様から陶芸体験や陶芸教室のご利用をいただいております。 ありがとうございます。 その中で思うのは・・・やはり、1点1点手作りで作りますので・・・その良さである製作者の思いを、少しだけでも作品に表現したい!と言うことです。 やまざ器では、小さな子供さんからご年配の方まで、実に幅の広い層のお客さまがいるのです... -
創造展にて作品展示/東京都美術館(上野公園)/やまざ器
2023/05/15上野公園内にある東京都美術館(創造展)にてやまざ器の作品展示の予定です。 創造展は、洋画、日本画、染織画、彫刻、陶芸などの分野の作品を一挙に展示する大きな作品展です。 その中の陶芸部門にて、やまざ器(山崎勝実)よりエントリーした作品が、受賞作品、入選作品として展示予定です。 入場は、創造展HP内のオンライン招待状をプリントしてご持参いただければ無料となっていますので、この機会に作品のご鑑賞... -
織部皿に柿を飾る/季節の色合いを楽しむ/浦和
2022/12/14ご近所のご主人に柿を頂きましたので、織部皿に飾ってみました。 織部の緑と鉄絵の茶色、透明釉の白が、柿の色合いを引き立ててくれるような気がします。 やはり焼き物は、料理や果物などなど、食材を乗せると相乗効果で良い雰囲気になりますね。 柿の場合ですと・・・やはり枝付きの柿を飾るのがいい感じです。 組み合わせや枝の方向を調整して載せてみました。 少々雑談になりますが・・・ご主人と一緒に、高い柿... -
火焔型土器の成形/縄文文化に触れる
2022/12/04今年の夏休み陶芸体験は、子どもたちの土器作りで結構賑わいました。 そこで「King of JOMON」とも言える火焔型土器を作ってみることにしました。 縄文土器は、1万年以上も前の縄文人が作り出した文化です。 その縄文土器を作ることはすごくロマンを感じながらの作業になり、実に楽しいものでした。 縄文人がどのような方法で作ったのか? 定かではありませんが・・・今回の作り方は、通常の花瓶などを作る方法と... -
電動ロクロで作る酒器/破綻する寸前で止める穴窯作品
2022/11/232022年末に信楽で穴窯を焚こうとしてまして、少しずつ作品を作り貯めています。 今回は、電動ロクロを使った酒器作りについて書いてみようと思います。 電動ロクロで作った作品は、どうしても単調な形になりやすく、穴窯のイメージと少し離れてしまいがちです。 特に酒器などは、あまり形が整いすぎると・・・面白くありません。 多少なりとも形の崩れたバランスで作りたいな!と思っています。 そこで電... -
土偶の飾り付け/落ち葉を添える/さいたま市
2022/11/20直接は陶芸に関係のないお話です。 先日強い風の吹いた日、玄関先に大きな落ち葉が2枚引っかかっていました。 相当風が強かったのですが、葉のツルの部分が支柱に引っかかって止まっていました。 これも何かの縁?かなと思い・・・以前に穴窯で焼いた土偶の背後に飾ってみました。 結構、土偶を引き立ててくれて良い感じでした。 焼き物って・・・何かと合わせてあげると俄然印象が変わりますね。 花瓶に一輪の花... -
志野茶碗を作る/削り編/やまざ器
2022/11/10先日、志野茶碗を作る機会がありましたので、その製作(削り)の様子をご紹介いたします。 志野は、白い釉薬を厚くたっぷりと掛け、器全体が重くなりがちなので、成形時の粘土素地は、ほぼほぼ限界まで薄く削って仕上げていきます。 写真は、削りの途中段階ですが、茶碗の下側の駄肉の付きやすい部分を主にガシガシ削り落とします。 茶碗全体の雰囲気が、不自然にならないよう確認しながら、時に大胆に・・・そして繊細に、... -
陶芸作品に銘(名前)を入れる/銘はオリジナリティーそのもの
2022/04/26今回は、自分で作った陶芸作品に銘(名前)を入れることについて書きたいと思います。 やはり何と言っても・・・自分のオリジナルな作品に、銘(名前)を入れたいと思うのは自然なお話です。 フルネームで入れる方もいますし、イニシャルや名前の一部を入れる方も多いですね。 やまざ器では、オリジナルの陶印(ハンコのような印)を作ることもできるので、作った方は、陶印を押す場合もあります。 ただ、圧倒的に多... -
マグカップのオーダーメイド/お好みを反映/やまざ器
2021/12/11オーダーメイドで作るマグカップのご紹介です。 オーダーメイドの特徴は・・・なんと言っても、形や大きさ、色などのお好みを反映して作るところですね。 作り始める前に、メールやお電話で、ご要望内容、納期、お値段などの打ち合わせを行い、作り始めますので安心です。 写真のマグカップは、お客様より事前に色や形の情報をメールでいただき作り始めました。 少し大きめのカップで、花柄のイッチン仕上げになる予... -
オーダーメイドで作る織部板皿/やまざ器
2021/11/29オーダーメイドでお作りする織部板皿のご紹介です。 さいたま市のやまざ器では、ご要望を反映してお作りするオーダーメイド商品を扱っております。 写真は、脚付きの織部板皿にご要望のイニシャルをあしらった商品です。 ご依頼のお客様は、お正月料理に合わせてお歳暮品としてお配りになるとおっしゃっていました。 喜んでいただけるといいですね! やまざ器のお作りする織部商品は、形や大きさをご自由... -
三塚雄介氏の作品が川口市長賞受賞/やまざ器
2021/11/25今までブログに何回か投稿していた川口市からのお客様(三塚雄介氏)の作品が、川口市長賞を受賞しました! おめでとうございます。 やったねえ〜! 作品は、ブログ上では、通称「カバくん」と呼んでいましたが・・・テラコッタの焼成生地に赤茶と白で着彩された立派な作品となっていました。 展示会場の明かりの中では、落ち着きのある色合いで存在感がありましたね。 作品展示は、川口駅西口リリア1Fで11... -
タタラ皿作り/お正月に向けた和風皿/さいたま市やまざ器
2021/10/31本日は、タタラ皿作りの様子をご紹介いたします。 お正月に向けた和風のお皿作りです。 準備に必要なのは作業用の板やローラーなど、比較的簡単に本格的なお皿を作ることができます。 楽しく作れますので挑戦してみてください。 作る要領はいたって単純です。 作業板の上で粘土を引き伸ばします。 この際、粘土の厚さを決める板(ホームセンターで入手)を使い、粘土を引き伸ばします。 大きめのお皿なら厚さは10... -
テラコッタのカバくん/久しぶりの登場
2021/10/22久しぶりにテラコッタのカバくん登場です。 川口市の作家さんの作品を焼成しました。 そう言えば・・・最近、カバくんを焼いていないなあ〜?と思っていたら・・・来てくれました。 作品は、相変わらず丁寧な仕上げで、カバくん独特の存在感も健在です。 テラコッタの土は、素焼きの温度で焼くと、特有の赤みがかった綺麗な色に焼き上がります。 この作家さんは、この後、色をつけて作品に仕上げるそうです... -
土偶を読む/土偶作りのご参考に/やまざ器
2021/07/02先日見様見真似で遮光器土偶を作りましたが・・・その後、この本に出会いました。 土偶について、これほど明快に説明できている本は他にありません。 土偶に興味のある方や陶芸愛好家の方で、土偶を作って見たいと思う方へのご参考になればと思い、ご紹介いたします。 この本の著者は、考古学者ではなく・・・人類学者となっています(竹倉史人氏)。 ニュートラルで幅広い知見のもとに我々が知りたい内容をわかり易... -
自宅で作る陶芸作品/カバくんと仲間たち/さいたま市
2021/02/28ご自宅で陶芸作品を作り、焼成に持ち込んでくれるお客様の作品です。 このお客様は、もう何度も作品を持ち込んでくれていますが、作品は毎回カバくんでした。 今回は新しい仲間たちが登場しました。 独特なキャラで毎回楽しませてくれます。 ありがとうございます! このお客様は、お隣の川口市在住ですが、コロナ禍に関わりなく・・・会社勤めのあとご自宅で作品作りにチャレンジしています。 作品が何点か貯まる... -
自作の器に料理を盛り付ける楽しみ/さいたま市やまざ器
2021/02/18自作の器にお料理を盛り付ける楽しみについて書いてみます。 料理と言ってもほうれん草のおひたしなので・・・簡単にできるおツマミです。 器を変えると料理の雰囲気はガラッと変わります。 ご自宅で過ごす時間も長くなりますので・・・器を替えて楽しんでみてはいかがでしょうか? 写真は織部の向付(むこうづけ)です。 形や大きさ、模様を変えていくつか作ったものを、その時の気分で使っています。 壁の立っ...