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いぶし黒のコーヒーカップ

2019/07/08
いぶし黒コーヒーカップ

「少し変わった雰囲気のコーヒーカップを作りたいなあ〜」と思い、「いぶし黒のコーヒーカップ」を作ってみました。「いぶす」というのは、漢字で書くと「燻す」と書きますが・・・燃やす時のモクモクとした「煙」で焼き上げることです。ちょうど焼き物の「燻製(くんせい)」を作るような感じで作りました。

作る際の意識としては、「いぶし黒」の部分と、「メタリックな薄茶色」の部分を、ハッキリと分けてコントラストのあるカップにしたいと考えました。ですので、カップの中央に溝を彫り込み、境界を作っています。

見込み内は、口縁部は薄茶色のメタリックで、底に行くに従い「いぶし黒」が流れて濃く出ているので、結果的に、全体として「いぶし黒」のニュアンスがいい感じに出ましたね。

 

実際にコーヒーを飲んでみると・・・結構良かったです。

コーヒーの色が非常に綺麗に見えるからです。カップ全体が、「かせた感じ」の薄茶色といぶし黒なので、コーヒーの色を上手く持ち上げてくれています。

まあ、こう言ったコーヒーカップも有りかもしれませんね。

 

細かに内容になりますが、以下は作った時のデータです。 ご参考に。

・赤土と白土のハーフ&ハーフ

・「いぶし黒」部は、自作黒釉(基礎釉に酸化第二鉄、二酸化マンガン、酸化コバルト添加)を厚めに施釉

・「薄茶メタリック」部は、市販の「真黒天目釉」の掻き落とし(施釉後ヘラで掻き落とす)

・電気窯ピーク1270℃で1000℃まで4時間で冷却還元

ご確認ありがとうございました。