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釉の重ね掛け・水彩画風/さいたま市

2019/10/08
釉を混色する

釉を重ね掛けして水彩画のような雰囲気で焼き上げる作品作りのご紹介です。 技術的にも大変簡単にできますので・・・楽しみながら釉掛けを行うことができますね。陶芸初心者の方や水彩画の流れたような絵の具の表現がお好きな方に、お薦めです。

 

写真の器を例にとって説明いたします(シンリュウさんの商品を使っています)。

・粘土は、信楽細目の水ひ土(一般的な白土です)

・下塗り釉薬として、すみれビードロ釉(土灰)

・上塗り釉薬として、マンガン窯変結晶釉

・焼成は電気窯の還元焼成(900℃で還元ON。1230℃でOFFし自然冷却)

 

すみれビードロ釉は、掛ける厚さによって水色の濃さが変化します。厚く掛けるほど、綺麗な水色の発色になります。水色のイメージに合わせて柄杓掛けします。

マンガン窯変結晶釉は、名前のように・・・少し複雑な変化をしますが、すみれビードロの上に上釉として筆で塗って行きます。 筆で塗るときのタッチによって、釉が溶け出すときの流れが変化しますので、マンガン釉だけでワインカラーや茶色、薄茶色などの発色が期待できます。

焼成は、一般的な還元焼成なので、お馴染みの手法になります。

 

写真の釉掛けは、マンガン窯変結晶釉を筆でコントラストをつけながらスポットで置いて行く感じで行いました。濃く置かれた場所がワインカラーになり、薄い部分が茶色になります。

釉を筆塗りする良さは、そのタッチを工夫することで色々な表現が可能になりますので、バリエーションを楽しめる点です。 点で置いたり、ラインで置いたり・・・面で置いたりです。

 

自分で塗った釉薬がどのような仕上がりになるのか? 窯の扉を開けるのが楽しくなりますね? ご一緒に 陶芸の作品作りを楽しみましょう。 ありがとうございました。