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大物作品の紐作りは意外に簡単

2019/10/24
大物作品の紐作り

大物作品を粘土の紐を積み重ねて「紐作り」で成形する場面をご紹介いたします。大物作品を作ると言うと・・・ある程度の経験者やロクロの熟練者でないとダメじゃないの? とお考えの方も多いと思いますが・・・実は紐作りで作る大物作品は意外に簡単に作れるのです。

 

粘土成形するときに、大物作品がコーヒーカップなどの小物と一番違うところは、その重量にあります。作品が大きくなると、その自重(作品そのものの重さ)で作品が変形してきます。 ですので、一気に粘土紐を積むことはやめて、下側の部分が乾いたら次の段の粘土を積み重ねる方法で積んでいくことになります。

 

のんびりと粘土の乾燥度合いを確認しながら積んでいくと・・・小さな手ロクロ1台あれば、ご自宅で大きな作品を成形することも可能になりますね。 繰り返しになりますが・・・粘土が半乾燥して硬くなったら次の段の粘土を積んでいけば・・・大きな逆ピタミッドのような作品も作れてしまいます(笑)。

 

次に少し現実的な技術面をご紹介いたします。

粘土の紐を積んでいくと言っても・・・ただトグロを巻くように積んでいけば良い訳ではありません。 下側の半乾燥した粘土は、生乾きの粘土との接着性が落ちてくるので・・・その密着性を高める上で、下側の粘土の断面形状を尖らせた形に成形(削ってもOK)しておくと、密着度が向上して、割れなどのトラブルを防ぐのに有効です。 尖った部分を表と裏から挟み込むように積み上げていくイメージですね。

 

写真の様子は、新たに粘土を積み上げて、下側の粘土との断面のラップ代を取りながら成形している場面です。 このあと、粘土を擦り込みながら、下側の粘土と一体化させていきます。 このように1歩1歩作業を進めると、大径の作品や背の高い作品も作ることが可能です。

 

さいたま市の陶芸教室「やまざ器」では、アクセサリーや箸置きなどの小物作品から、カップや茶碗、大物作品の製作までトライできます。 チャレンジしてくださいませ〜