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陶芸に彫刻的な要素を取り入れる

2019/10/26
切り抜きと櫛目模様

陶芸に彫刻的な要素を取り入れた作品作りのお話になります。 実は、以前より北大路魯山人の「於里辺篭花入(おりべかごはないれ)」と言う作品に興味を持っていまして・・・いつか同じイメージの作品を作ってみたいと思っていました。 その篭花入れは、大壺を剣先でザックリと切り抜いて・・・大胆な櫛目模様を施した、実にユニークな作品なのですね。 陶芸の器で言うと・・・穴が開いていては器になりませんが・・・魯山人の花入れは・・・がっぽりと大胆な切り抜きが、まるで彫刻を作るように作られているのです。 さらに勢いのある櫛目模様が施され、織部釉が全面に掛けられた作品です。

 

写真は、魯山人をイメージしながら「於里辺篭花入」風の作品を成形しているところです。 サイズ的には、少し大型にして縦長の形を目指しています。 粘土が乾燥し始めた下側部分より、少しづつ粘土を切り抜いていきますが・・・通常の陶芸ではあまりお目にかからない作業になりますので、実に奇妙な感覚ですね。 要するに、出来上がった壺に穴を開けていく作業ですからね(笑)。

また同時に、篭を構成するラインをキープしながら、櫛で溝を彫り込んでいきます。

作業は、少しづつ変化をつけながらリズミカルに行っていくのですが・・・実に楽しく行うことができますね。

 

まだまだ、作業の半ばで・・・本家本元の篭花入には遠く及びませんが・・・彫刻的な要素を取り込んで作品を作ると言う意味では、かなり楽しんで作っていますね。

最後は、どんな形になるのか? 楽しみに進めていきたいものです。