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織部手鉢の色合いを変える/還元焼成

2019/10/27
織部手鉢を還元で焼く

今まで織部の手鉢は、全て酸化焼成で焼いていましたが、今回は還元焼成にトライしました。ご存知のように、焼き物は、焼成時の酸素の量によって焼き上がりの色合いがガラッと変わる物理的(化学的)な要素を持っています。 織部の焼き物は、緑釉(今回は還元織部釉を使用)と鉄絵(鉄分を多く含む絵の具での下絵付け)を特徴としますが、その双方が、酸化と還元では大きく異なります。

 

写真のように、緑釉の緑は還元によってくすんだ深緑に発色し、鉄絵は同様に酸化では黒でしたが、還元によって茶色に発色します。 また白土と赤土を結合して成形する手法で作り、赤土部分に白化粧を施して有りますので・・・その各々の色の変化が酸化焼成より複雑な表情を見せてるような気がします。

手鉢の仕上がりとしては、全体としてより落ち着いたシックな雰囲気の仕上がりとなりました。 まあこんな仕上がりも有りかもしれませんね?

 

現在では織部の手鉢は、その独特な外観により非常に新鮮味を感じてしまいますね。

自作する場合、多少工数はかかりますが・・・すごく楽しく作れますのでチャレンジしてくださいね。