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陶芸の目土とは?/さいたま市の陶芸やまざ器

2019/12/02
陶芸の目土とは?

陶芸の目土(めつち)という言葉をご存知ですか? 陶芸作品を窯で焼く際に、必ず「目土(めつち)」と言われる粘土の座布団を敷いて焼き上げることになります。 要するに、釉薬が垂れてきて・・・作品が棚板とくっついてしまい・・・取り出し不能になるのを防止する役割で・・・「目土」を敷いて焼成することになります。

 

この目土は、通常「道具土」と呼ばれる「砂け」の多い特殊な土を使います。 作品作りの土と違い、焼き上げても焼き締まらない成分でできています。 ですので、焼成後に目土だけ取り除いて作品を取り出すことが可能になります。

ただ実際には、作品の釉薬が目土の部分にまで流れてくる場合も多いので・・・リューターなどの道具を使い、作品を取り外す作業が必要になる場合も多いですね。 この件は、必要により別途の投稿をいたします。 

 

話は戻って・・・目土の置き方や形状ですが・・・やり方は千差万別です。

作品の形状に合わせた目土の置き方(個数や場所に関わらず適正な配置をする)もありますし・・・昔ながらの「焼き台」である「五徳(ごとく)」に従った置き方をする場合もあります。 この五徳と言うのは・・・文字通り5本の脚が出ている焼き台で・・・太古の昔より使われている伝統的な焼き台ですね。 普段使っているガスレンジの五徳もこれからきています。

 

さいたま市の「やまざ器」では・・・基本的には、五徳の焼き台に従った目土を置くようにしています。 何故かと言うと・・・やはりバランスが良いからですね。 奇数の物事は・・・割り切れない部分を持っていますので・・・自ずとバランスを考えて作業するようになるからです。 機械的な角度で決めるのではなく・・・作品の形状や高台の肉厚、最終的な表現などを考えて・・・最適な5箇所を決定する訳ですね。

ですので、茶碗やコーヒーカップなどなど、大物作品もこれに従います。 ただどうしても作品の形状が特殊な場合は、やはり考えながら・・・目土を増やす配置をしていきます。

 

陶芸は実に奥が深いですね〜  ご一緒に陶芸を楽しんで行きましょう。