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粘土乾燥に関わるトラブル/乾燥時の割れや切れ/さいたま市の陶芸・陶芸教室やまざ器

2020/01/23
粘土乾燥に必要な時間

本日は、粘土の乾燥に関わるトラブルと題して、粘土乾燥時の割れや切れなどについて書いていきます。 陶芸経験者の方々は、ほぼ例外なく粘土乾燥時の陶芸トラブルを経験されていると思います。 理由は簡単で・・・粘土は、乾燥するときに収縮しますので・・・その素地の収縮量の差によって、局部的な力(引張り応力)が発生し、割れたり、切れたり、ヒビが入ったり・・・致命的なトラブルが発生します。

 

ただ冷静に観察や判断をしていくと、そのトラブルの要因はおおよそ分類できまして・・・

・粘土材料の要因

・粘土成形時の技術的な要因

・乾燥に必要な時間の要因

で説明できるような気がします。 以下、なるべくわかり易く説明してみますね。

 

まず粘土材料につきましては・・・

収縮率の高い粘土ほど、乾燥時のトラブル発生率が高くなります。

言葉を変えると・・・キメ細かい粘土ほど、収縮率が高くトラブルが出やすいと言えます。

逆に、粘土に混ぜ物をする場合・・・砂けの多い粘土をブレンドしたり、シャモットを添加したりした場合、収縮率が下がりますので、割れや切れのトラブルは発生しずらくなります。

 

粘土成形時の技術的な要因とは・・・

電動ロクロで成形をする場合では、器体の底部分の締めが不十分だと、割れが発生し易くなります。 粘土が流動するときの密度不足でロクロ特有のS字状の切れが代表選手ですね。

また、ロクロ、手びねりに関わらず、高台周りの断面形状が悪い場合に、トラブル発生の確率が上がってしまいます。 どういうことかと言うと・・・高台周りは、必ず断面形状の変化がありますので、薄い部分は、乾き易く、厚い部分はなかなか乾かないので・・・収縮量の差が生じるからです。 言葉を変えれば・・・断面形状の同じ部分が広いほど、タフネスが上がります。

逆に高台の表裏で常に断面形状の変化がある形に削ってしまうと・・・かなりトラブル発生の確率が上がってしまいます。

 

乾燥時に必要な時間の要因とは・・・

よくあるのは、厚めの器を作って、表面上は乾いているけど、内部(芯の部分)が乾いていない場合ですね。 最悪、素焼き時に内部の水蒸気圧力の上昇が原因で破裂してしまいます。

乾燥に必要な時間は、季節や部屋の環境条件に左右されます。冬場は長く時間がかかりますが・・・エアコンの風とかによる片乾きや、急速乾燥による割れも出てきます。

基本は、ゆっくり時間をかけて、ビニールなどで覆いながら乾かすのが良いのですが・・・陶芸教室などでは、お客様のご要望にお応えすべく、なるべく効率よく短時間で乾かす必要がありますので・・・気を使う部分ですね。

 

写真は、作品の状態を観察しながら・・・個別に乾燥を進めている場面です。

冬場は、温度の影響でなかなか乾きません。 結局、乾燥棚から引きづり出して・・・乾燥促進をしています。 まあ、あまりお勧めはできません。

 

埼玉県さいたま市にあるやまざ器は、初心者から経験者まで楽しめる陶芸教室です。

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