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土偶を読む/土偶作りのご参考に/やまざ器

2021/07/02
土偶を読む

先日見様見真似で遮光器土偶を作りましたが・・・その後、この本に出会いました。 土偶について、これほど明快に説明できている本は他にありません。 土偶に興味のある方や陶芸愛好家の方で、土偶を作って見たいと思う方へのご参考になればと思い、ご紹介いたします。

 

この本の著者は、考古学者ではなく・・・人類学者となっています(竹倉史人氏)。 ニュートラルで幅広い知見のもとに我々が知りたい内容をわかり易く説明しています。 客観的な推論や判断のもと、冷静に必要なデータを使っているので説得力がありますね。

 

本の結論は・・・「土偶は、食用植物と貝類をかたちどっている」という仮説から導き出されています。 写真の遮光器土偶については・・・「サトイモの精霊像」であると言っています。 最初は、ピンと来ませんでしたが・・・読み進めていくと・・・完全に納得しましたね(笑)! 

 

名前の由来になっている遮光器(ゴーグル)のような眼は・・・親芋のカシラから小芋を外した跡だと断言しています。 確かにそう見えてきます。 また土偶胴体の渦巻きのような模様は、サトイモの頂芽の模様とも言っています。

 

確かに、土偶の風貌は・・・時として理解できない形をしていますが・・・普段食べている植物や貝類の姿を模した呪術品であると考えると納得できます。

 

次に土偶を作るときは、少し違ったものができるかもしれません。 良い本でした!