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志野茶碗の釉掛けの様子/信楽出張/やまざ器
2023/07/12
しばらく出張に出ていたので・・・ブログ投稿が空いてしまいました。
そんな訳で今回は、信楽で行った志野茶碗の釉掛けの様子をお伝えいたします。
志野という焼き物作りは、「もぐさ土」と言われる微小に鉄分を含み、サクサクした粘りの少ない土を成形して始まります。 この土は、非常に耐火度が高いので、溶けづらいと言われる志野釉をゆっくりと高い温度を保持しながら焼くのに適しています。
写真では、左側に白っぽい茶碗、中央より右に赤い茶碗が並んでいますが・・・志野焼き特有の下絵(模様)をつけている場面です。 赤いのは、ベンガラを塗ってから、志野釉を滴下しているからです。 この模様をつける作業は・・・全てインスピレーションでやっていきますので、何個作っても・・・同じ模様の茶碗はありません。 その辺が、楽しいところでもあります。
この後は、志野釉の本掛け(全体に掛ける)をして乾燥させ、焼成となります。 今回の焼成は、ガス窯を使っての3日間の焼成でしたが、釉が乾燥時にひび割れ・・・それが梅花皮(かいらぎ)という見どころになる茶碗を目指してました。 ありがとうございました!
以下、作業場面などの写真です。ご興味のある方へ↓
<志野釉を作る(ボールミル作業)>
<志野釉の本掛け>
<信楽のタヌキくん>
<焼き上がった志野茶碗>
<やまざ器のインスタグラム>