RAKU楽焼

  • 楽窯の移設

    楽窯の移設/さいたま市やまざ器

    2019/11/07
    先日より作業場の使用環境向上を目指して窯や機材の移動を行っています。今回は、楽窯の移設を話題にしたいと思います。 楽焼を焼成する楽窯ですが・・・実際には色々な形の窯があります。 しかし原理的には炭の炎を使って焼成する直炎式の窯なので、構造的にはどれもシンプルです。 さいたま市のやまざ器では、耐火断熱レンガを積んだだけの超単純構造なので・・・移設と言っても・・・簡単に出来てしまう良さがありますね...
  • 黒楽茶碗の表情

    釉薬の溶ける瞬間/少し変わった黒楽茶碗の表情

    2019/09/02
    釉薬の溶ける瞬間を本日のブログ投稿にしたいと思います。かなりマニアックな内容なので、興味のある方はご確認くださいね。 →釉薬の溶ける瞬間を肉眼で確認できる楽窯焼成の一場面です。写真は俗に言う黒楽の焼成が完了した一コマですが・・・釉薬に用いる加茂川石粉(単味)は、筆塗りで数回に分けて、筆塗り→乾燥→筆塗り→乾燥を繰り返して行くと・・・際限なく厚く施釉することができます。 ただし一定の厚さになると・・...
  • 獅子像完成

    獅子像の本焼き完了/さいたま市やまざ器

    2019/08/29
    獅子像の本焼きが完了しました。楽窯を拡張して獅子像が入る大きさに変更し、無事に焼成できました。やはり楽窯の醍醐味は、焼成する作品の焼き上がる状態を自分の目で確認できる点ですね。 炭火の炎が獅子像にまとわり付きながら上部の煙突(最上部のブロックの隙間)から抜けて行く様は・・・感動します。 毎回同じような記述になってしまい、恐縮なのですが・・・ 毎回の感動を繰り返しながらも・・・飽きることはあ...
  • 楽窯拡張で獅子像を焼く

    楽窯拡張で獅子像を焼く/埼玉で陶芸

    2019/08/26
    先日素焼きまでたどり着いた(素焼きは電気窯で実施)「獅子像」ですが、いよいよ本焼きを実施すべく「楽窯の拡張」を行いました。「やまざ器」の楽窯は、茶碗を焼く大きさに特化していますので・・・獅子像が物理的に入らないので、収まる大きさに変更しています(写真の様子)。 楽焼は、京都の楽家の窯を含めて、一品一品手焼きによって焼いていく少量生産窯なのです。大量生産を前提にした大型の登り窯などと比較すると...
  • 雨雲再焼成

    茶碗を焼き直してみる/さいたま市

    2019/08/25
    本日は、茶碗の焼き直しについて書いてみたいと思います。先日焼いた光悦の雨雲イメージの茶碗ですが、釉が薄めにしか乗っておらず、あっさりし過ぎた焼成結果だったので、それを再焼成したお話になります。手法は前回の焼成と同じで、加茂川石粉の単味で追加施釉し、楽窯に蓋付きのサヤを入れてその中で焼成します。ですのでポイントは加茂川石粉を、「どこに」「どの程度」乗せていくのか?と言うことになります。   光...
  • お茶には黒い茶碗

    お茶には黒い茶碗が似合う/さいたま市

    2019/08/18
    抹茶にしろ緑茶にしろ、「お茶を味わって飲みたいなあ〜」と言うときは、何故か「黒い茶碗」が似合いますね。 理由はいくつかありますが、まずお茶の緑に黒い茶碗がぴったりと合うことです。色合いというのは、人の感性に直接訴えてきますので、理屈ではなく・・・しっくりと合うのですね。特にあまりテカテカした黒ではなく、少しマットでカセた感じのする黒が一番合うような気がします。   次なる理由は、茶碗の形です...
  • 楽焼の醍醐味

    楽焼の醍醐味/さいたま市で体験

    2019/08/16
    本日は、楽焼の醍醐味について書いてみたいと思います。 何と言っても、楽焼ほど焼き物の臨場感を味わえる焼き方はありませんね。 目の前にある小さな窯に炭を入れて着火し、ぐんぐん窯の温度が上がり、1時間たつと1000℃くらいまで行くので、煙突の隙間から茶碗を覗くと、もう真っ赤になっているのが見えます。さらに温度を上げるために、燃焼室に空気を送り込みます(やまざ器では、エアコンプレッサーによる送風です)。す...
  • 黒楽雨雲風茶碗の焼成

    黒楽・雨雲風茶碗の焼成/さいたま市

    2019/08/14
    久しぶりに黒楽茶碗を焼きました。夏場の楽焼は、直接炭火を扱うので窯場の室温が上がってしまい、それ相応の覚悟が必要ですね。 今日現在、超大型の台風10号が接近していて、豪雨が降ったり止んだりの天候ですので、なおさらです。・・・とは言え、楽茶碗の素焼きベースが貯まってきたので、意を決して焼成に踏み切りました(笑)。 今回焼成するのは、フルサイズの黒楽茶碗で、光悦の「雨雲」イメージで粘土成形したもので...
  • 獅子像素焼きIN

    獅子像作りに挑戦/素焼きIN

    2019/07/29
    あーすいません。2日間ほど強行でお休みを頂いてしまったので、ブログ投稿が空いてしまいました(お天気は悪かったのですが山行に出動いたしました)。 そこで帰着後、事前にセットしておいた素焼きの窯出しを行い、続いて次なる素焼き品の窯入れを行いました(汗)。 製作に取り掛かっていた「獅子像」ですが・・・2週間ほどの乾燥が終わったので素焼きに投入です。 この後、小物作品を「獅子像」の周りに並べてスイッ...
  • 寄せ高台

    茶碗高台の作り方/寄せ高台

    2019/07/23
    通常楽焼ですと、茶碗の高台の作り方は「削り高台」と言って、半乾燥した粘土をヘラを使って直接削り出して作ります。一部には、粘土の紐を作って、それを接着して作る「着け高台」もあります。 今回ご紹介するのは・・・勝手に名前を付けて呼んでいますが・・・粘土を指で寄せてきて作る「寄せ高台」という作り方になります。 「玉作り」や「手捏ね」による成形は、基本的に高台周りの粘土の厚さに余裕が在るものなので、高...
  • 獅子像の成形完了

    長次郎の獅子像を作る/成形完了

    2019/07/16
    桃山時代の長次郎の獅子像をお手本に、「獅子像作り」に挑戦していますが、ほぼ粘土成形が完了しました。数日前のブログ投稿にもあるように、何年か前に実際に目にした「獅子像(獅子瓦)」や「楽茶碗」の出来栄えに吸い寄せられるように「獅子像」を作ってみました。 最初は、写真を観ながら要所要所を模して作り始めましたが・・・後半は、自分の感覚で作るようになってしまったので、あまり似てはいませんね。 ただ、獅子...
  • 獅子像の成形推進

    長次郎の獅子像を作る/成形編

    2019/07/10
    2日連続で「長次郎の獅子像作り」の話題になってしまい恐縮です。陶芸教室が終わってから時間ができたので・・・獅子像の成形を進めてみました。昨日は粘土がまだかなり湿っていたので大枠の形を作ったのですが、本日は再度全体のバランスや少し細部の表情なども意識して修正しています。 基本的に、相手が「長次郎」なので(笑)・・・いや、相手にはならないので・・・リラックスしながら、少しづつ仕上げて行こうかな?...
  • 獅子像成形中

    長次郎の獅子像作りに挑戦

    2019/07/09
    2、3年前に上野の美術館に楽家の作品が一堂に集まった展覧会がありました。「茶碗の中の宇宙(楽家一子相伝の芸術)」というタイトルで開催され、ご覧になった方も多かったと思いますが、エントランスを入ってすぐに、「二彩獅子」という名前で初代長次郎の獅子像が展示してあり、度肝を抜かれた記憶があります。 この「二彩獅子」は、俗に「獅子瓦」とか「獅子像留蓋瓦」とか呼ばれているもので、威嚇する激しい獅子の気迫...
  • 手捏ねの茶碗作り

    手捏ね(てづくね)の茶碗作り

    2019/07/06
    陶芸で粘土を成形するやり方で「手捏ね(てづくね)」という方法があります。 粘土を平板の上で円盤状(パンケーキ状)に伸ばし、そこから円周部を持ち上げるようにして茶碗形状に仕上げる手法です。陶芸教室などの手作り成形で使われる「玉作り」とは逆のパターンになっていて、粘土の玉に穴を開けて広げて行くのではなく、周りから手の平で抱え込むように作る方法です。   「手捏ね」は、京都の楽家が楽焼を作る際に40...
  • 楽窯焼成の様子

    楽窯焼成の実践編/窯のセットアップなど

    2019/07/04
    さいたま市でオリジナルな焼き物作りをしてます【やまざ器】です。 本日は楽窯で焼成するときの、窯や器のセットアップの様子をお伝えいたします。 写真は楽窯の中にサヤ(焼成用の筒状の窯道具)を配置し、その中に器を2個並べた場面です。 フルサイズの抹茶碗の場合、1点づつ焼くことになりますが、ぐい呑や小型の器の場合、サヤの中に上手く配置して焼いています。 楽窯の場合、窯自体が非常に小さいので、焼成結果に...
  • ウイスキーをロックで飲む

    ウイスキーをロックで飲みたくなる器

    2019/07/02
    さいたま市で陶芸の【やまざ器】です。蒸し暑い日々が続いていますが、「ウイスキーをロックで飲みたくなるような器」を焼いてみました。まず、ウイスキーの琥珀色と氷の色が器に合うこと。そして手で抱えた感じがしっくりと手に馴染むような器であること・・・そんな要件を勝手に考えながら、毎回試行錯誤して作っております。   そんな訳で、ウイスキーの琥珀色にマッチする色合いを焼成後に実現しないといけません。 ...
  • 楽焼で作る湯呑や酒器

    楽焼で作る湯呑や酒器

    2019/07/01
    楽焼で湯呑や酒器を作ってみませんか? 焼き物の醍醐味を味わえますよ。 楽焼は本来、お茶で使う抹茶茶碗を代々作ってきた文化なので、湯呑や酒器と言った普段使いの器を作る焼成方法ではありません・・・ただそうは言っても、子供さんや初心者の方が、焼き物作りの醍醐味を味わうには最適な焼成方法だと思います。   粘土を平板の上で煎餅状態に伸ばし、そこから茶碗形態に立ち上げていく手捏ね(てづくね)と言う方法...
  • 黒い茶碗の色合い

    【何故に黒い茶碗なの?】さいたま市

    2019/06/23
    久しぶりに黒い茶碗を焼きました。最近では目にする機会も減ってきている気がしますが、楽窯で焼く「黒楽」の茶碗は、なんとも味わい深いものがありますね。本日は、「黒い茶碗」について思うところを書いてみたいと思います。   「何故に黒い茶碗なの?」と思う方も多いと思いますが・・・長いお話を短くかい摘んでお話すると・・・時代は450年前の桃山時代、お茶をたしなむ風潮が中国より伝わり、上流階級の間で、唐物...
  • 水漏れを治す

    【穴窯マグカップの水漏れを楽窯で治す】さいたま市

    2019/06/11
    先日穴窯で焼いたマグカップですが、「水漏れ」があるので再焼成して治すことにしました。方法はいくつかあるのですが、穴窯での個性ある外観の仕上がりに影響しない方法をご紹介いたします。 やり方は簡単なので、電気窯や他の窯でもできるのですが・・・「楽窯」を使うと、ものの1時間で完了しますので、今回は「楽窯を使い、低温で溶ける透明釉」を見込みにだけ施釉し水漏れを修正する方法をとりました。   信楽の...
  • 炭化で生じる金属色

    【焼き物の色の変化を楽しむ】炭化の金属色

    2019/06/04
    「焼き物」と言うくらいですから、必ず「焼成」の工程が入りますが、この「焼成に関わる色の変化」と言うのは、実に不思議なものです。 「何故こんな不思議な色合いになるの?」と言うような場合もありますので、今回その1例をご紹介いたします。   写真のように一言で「何色?」と言えるような色ではなく・・・複雑な色合いが重なるように出ていて、金属のような輝きがある部分もあります。 これは、「楽窯」で焼成...
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