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楽焼の施釉/多彩な表現を楽しむ/さいたま市の陶芸・陶芸教室やまざ器

2020/01/28
楽焼で多彩な表現を楽しむ

本日は、楽焼の施釉(釉がけ)について、基本的な項目を書きたいと思います。 まず楽窯を使って楽焼を行う訳ですが、焼成温度の違いで大きく別れます。 要するに、1000℃以下の焼成か? 1000℃以上の焼成か?ですね。 

900℃〜950℃での焼成なら、低火度で溶ける楽焼専用の釉薬が必要です。 市販されている楽焼用の釉薬は、透明釉をはじめ、色着きの釉薬も900℃程度で溶け始める素性になっていますので、気楽に施釉と焼成が楽しめます。 低火度釉は、色が鮮やかに発色しますので・・・楽焼の入門用として最適かもしれません。

 

一方で、1000℃以上の焼成・・・特に1200℃前後の焼成になると・・・使える釉薬の幅が一気に広がります。 一般に市販されている一般釉を使うことができるからですね。 ただし関門は、楽窯の焼成温度を1200℃まで持ち上げる焼成手法の部分になります。 

炭火の焼成は、空気を送らないと温度が上がりませんので・・・窯内に空気を安定して送り込む仕組みが必要になります。 昔ですと・・・「ふいご」担当の人が一生懸命空気を窯に挿入して楽焼を行っていました(京都の楽家は伝統的に今でもその手法だと思います)。

ただ、かける工数が増えてしまいますので・・・やまざ器では、エアコンプレッサーによる空気導入で、安定して焼成温度をコントロールしています。

 

楽窯焼成の話に少し脱線してしましたが・・・1200℃の高温焼成では、加茂川石粉を使った黒楽が有名です。 加茂川石粉は1200℃少し手前から溶け始めます。 加茂川石粉は単味でもガラス質成分を含んでいるので、そのまま焼成できます。

また、高火度焼成では、黒楽ではなく、一般釉を施釉して楽焼を行うことも特に問題なく実行できます。 器のそばで、直接炎を扱う焼成になりますので・・・基本的に強還元の焼成になりますので・・・電気窯などの一般釉の標準的な色味とは違った・・・個性ある焼成が魅力ですね。

 

楽焼は、釉薬の筆塗りを基本にした施釉と、窯に火を入れてから2時間程度で焼成が完了するスピード感のある焼成です。 余熱した器を準備しておけば、リズミカルに連続した焼成ができるので・・・釉がけを工夫しながら多彩な表現を効率よく楽しむことができるのも魅力ですね。

 

さいたま市のやまざ器で楽焼をお楽しみくださいませ。

ご希望の日時をご連絡いただければ、ご希望の内容で粘土成形や釉がけ、焼成をお楽しみいただけます。 ご検討ください。