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楽茶碗を成形する/削り工程/さいたま市の陶芸・陶芸教室やまざ器

2020/02/18
楽茶碗の削り工程

楽茶碗を成形する場面の中で、特に削り工程部分をご紹介いたします。 過去の投稿にもありますように、楽茶碗は「手捏ね」による成形を行い、生乾き〜半乾きの状態で、ヘラによる削り工程が必ず入ります。 粘土の重量にすると、手捏ね成形時1kgでスタートした粘土は、削り終了後は400g程度(もっと軽くする場合もあります)になりますので・・・半分以下の重量まで削りこんで形を仕上げていきます。

 

この削りの工程は、ある程度技術を要する部分になります。 

ヘラ削りに慣れていない陶芸初心者ですと・・・なかなか思ったような形状や厚さ、重量を達成するのが困難になります。 一方で、ヘラ削りに慣れている方ですと・・・削っている最中の、ヘラの振動や、同じく支えている手に伝わる振動や音で、器の厚さを判断できるようになります。 不思議なもので、指先で厚さを確認できる口縁部や胴の部分は、直接指先で確認できるので問題ありませんが・・・指の届かない、器の底部分も、人間の五感を駆使して正確に把握することができるのです。 少し驚きですけど・・・慣れてくると、ごく普通にできるようになります。 ですので、器の外観形状に沿わせて、内側の見込み部分を正確に削り落とすこともできるようになりますね。 重ね重ね・・・人の感性は偉大だと思います(笑)。

 

茶碗の削り工程に習熟してきますと・・・次は、自分に合ったヘラが欲しくなってくるものです。 粘土は乾燥度合いに合わせて、ヘラの種類が変わってきます。 粘土の湿気が多い場合は、木のヘラが合っています。 木のヘラ(特に赤松がベスト)は、湿った粘土がヘラに張り付きませんので作業がすこぶる快適にできます。 粘土がある程度乾いてくると、金属のヘラの出番になります。 ただこの金属のヘラもヘラの持つ剛性が重要なのです。粘土が柔らかい時は、幅の狭い細いヘラが使い易いのですが・・・粘土が乾いてくると、太くてガッチリした剛性のあるヘラでないと、ビビってしまって削れません。 こんなことから、自分の作業パターンに合ったヘラを自作できるようになりますと・・・さらに削りが楽しくなりますね。

 

さいたま市の「やまざ器」は、陶芸全般の陶芸体験、陶芸教室を運営しています。 楽焼につきましては、準備してある素焼きの器を使って、お気軽に参加できる「楽焼体験」から、粘土成形、削り、施釉、焼成の「楽焼フルコース体験」なども行っております。

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