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生まれたての黒楽茶碗で抹茶を頂く/至福の時間
2022/09/18
今年も函館より来られたお客様の黒楽茶碗の焼成が無事に終わりました。 先日のブログにも書きましたが、年に1度のお客様個人のイベントで、今年で3回目です。 黒楽茶碗の焼成は、何度やっても毎回感動しますね! 写真は、焼成が終わり、生まれたての茶碗で抹茶を飲んでいるところです。 最高の贅沢?と言うか・・・至福の時間を味わっている瞬間ですね。 おめでとうございます!
今年の茶碗は、出来栄えが非常に良かったです。 黒の色合いが実に綺麗でした。 毎回、加茂川石粉単味で焼きますが、使う炭の状態や天候(気圧)などの影響で、目標温度の1200℃に達するまでの経過が毎回違うからです。 マットな漆黒の黒で焼き上げるには、還元炎で焼き終えて、そのまま水で急冷します。 酸化炎が混じると光沢のある黒になりやすく、徐冷すると黒ではなく、茶色になってしまうからです。 黒楽の茶碗作りは実にエキサイティングです。