BLOG
埼玉で陶芸【粘土削りの小道具】
2019/03/14
埼玉で陶芸をしてます【やまざ器】です。 本日の投稿は、粘土をカキベラで削る時の困りごとを解消する小道具の紹介です。特に名前はないと思いますが、自作して使っています。 困りごとは、粘土を削っているとカキベラに粘土の削りカスがこびりついて、削れなくなってくることです。 その削りカスを取り除く小道具の紹介です。
写真中央の物体がそれです。
木の台座に、形を変えて木のツノや、針金のツノを固定した装置です。
粘土を削るカキベラも種類が多いですから、その形状に合わせて削りカスをうまくそぎ落とせるような形にしてあります。
通常の右利きの作業者の場合、左手で器を固定し、右手でカキベラを握って作業しますが、その際、カキベラの粘土を取るのに、わざわざ左手の器を置くのも非効率なものです。
なので、通常、何か近くにある物体にカキベラを擦り付けてカスを取り除いたりしますが、ヘラの形状が結構複雑だったりするのでうまく行かないのですね・・・
そこで、こんな物体を考案して使っていました。
ツノについた粘土は、作業を続けていても、ボロボロと落ちていくので、左手で、器を保持して、右手で削り作業しながら、カキベラのカスを取り除き、途切れることなく削り作業を続けることができます。
木のヘラだと粘土カスはつきませんが、金属のヘラで湿った粘土を削る時に威力を発揮します。
ツノの形状を微妙に調整し、作業者の癖に合わせると使いやすいですね。
思い当たる方が居りましたら、簡単に作れますのでお試しくださいませ。