さいたま市で陶芸【ロクロの防音防振対策】
さいたま市緑区で陶芸をしてます【やまざ器】です。古いロクロの防音&防振対策についての記事投稿です。今までコンクリートの土間に設置していた20年モノの電動ロクロ(シンポのRK-2X)ですが、やはり冬場の作業は寒いので(笑)・・・室内の板張りの部屋に移設した時のお話です。
板張りの部屋に移設すると、予想以上にロクロの騒音や振動が気になりました。
まず「ヴォ〜〜ン」というモーターか電源系の音?がムチャクチャ気になります。
かなり低周波の音なので、すごく不快な音として感じました。そしてその音が、床の板材を通して部屋中に伝わるので、作業環境としてはNGと言わざるを得ませんでした。
音と並行して振動もかなり不快です。
土間で使っていた時は、それほど気にはならなかったのですが、室内に移設すると別物でしたね。
この振動がロクロの回転数によって共振するポイントが出てきて、ロクロの外板を鳴らすのです。
結局、新しいタイプのロクロ(ダイレクトドライブの最新型)に買い換えようかな? とも思いましたが、何かやりようがある気がして・・・対策を考えました。
・まずロクロ本体の分解チェックです。
年代物の古いロクロなので、中のボルトやゴム部品に異常がないか?チェックです。
気になったのは、モーターを4点で支えているゴムのダンパーです。経年劣化していそうですがヒビ等の発生は以外になかったです。
ボルト類の緩みもなし。ベルトの張力も大丈夫そうでした。
結局、分解チェックは特に問題はなく、ほとんど実力でこんなモノなのかな?
って感じで組み直し、対策案を考えることにしました。
とにかく、モーター自体と変速機から出る音と振動が凄いのです・・・
・コンクリート板の上にロクロを載せる
今までコンクリートの土間に置いていたので、ホームセンターでコンクリートの板を仕入れて敷きました。
コンクリート板の下に防振用のラバーを4枚置きましたが、これも含めて効きますね。
振動が床材に伝わるのを防御してくれます。
・ロクロの外板(鉄板)に厚めのゴム板を貼り付けて共振を防止する
これは、音と振動に効きました。ロクロ本体の外板は、部分的に強力に振動して音を出していたので、その部分を狙ってゴム板を貼り付けていきます。強く振動している部分から貼っていきます。
ゴム板の貼り付けで、音はかなりの部分で対策ができました。
こんな感じで、古いロクロの騒音と振動の対策をしてみましたが、もう少し使ってみようかな? と思うレベルまで良くなりました(笑)!
最近のシンポのRK-3DやRK-3Eは、ベルトや機械部品を介さず直接モーター軸にターンテーブルを付ける構造なので、もっと静かで、滑らかに動くのでしょうね?
まあ次の機会に更新しますかね?
ロクロの寿命は長いので、それも悪くはないです。