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【初めての陶印作りに挑戦】
2019/04/24
さいたま市緑区で陶芸教室をしてます【やまざ器】です。 陶芸教室の生徒さんが陶印を作られましたので、その様子を「初めての陶印作りに挑戦」と題してご紹介致します。
「陶印」と言うのは文字通り「焼き物」でできた「印鑑」のことですね。
焼き物をひっくり返して裏を見ると・・・ハンコで押したような作者の印がある時がありますが、あれが陶印で押された作者名になります。
基本的にハンコと一緒で、読みやすい字体の場合もありますし、全然読めないマークのような陶印もありますが、陶芸教室で作る場合、最初はある程度読みやすい字体で作った方が良いかと思います。
作り方はいたって簡単なんですよ。
印鑑と言うと、文字を反転して(左右を入れ替えて)彫り込む必要があると思っている方もおられますが、
「陶印」の場合、その必要は全くなく、「陶芸独自の方法」で簡単に作ることが出来ます。
以下にその方法を書いてみますね。
・適当な大きさの石膏板を準備(ご自身で作るか購入する)
・石膏板に完成時イメージの1割り増し程度の大きさでご希望の文字を彫り込む
→ポイント:なるべくハッキリと深めに彫り込む
・粘土の小片を石膏板の文字部に押し付けて文字を転写する
→ポイント:粘土を小片にして強めに圧をかけて写し取る
・上記小片の形を整え(丸とか四角形状)、粘土の柄をつけて成形完了
→ポイント:文字を写し取った小片と柄の接着を確実に
・素焼き後字体がOKなら本焼きして完成です。
写真の様子は、石膏板から文字を転写(写しとる)した小片を粘土の柄に取り付けたところです。
このように簡単に作れますので、お気に入りをいくつか持っていると便利ですよ。
お試しくださいませ。