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小型の手ロクロ/回転台を作る
2019/06/28
陶芸では何かと手ロクロを使う場面が多いですが、本日の投稿は、「小型の手ロクロ/回転台」を自作するお話です。手ロクロの自作でキモになるのは、何と言っても回転を支えるベアリングです。以前何かの雑誌で記事が載っていて、ベアリングの型番をメモしておき、当時池袋の東急ハンズで買った気がします。
このベアリングを使うと、板2枚をビスで止めて張り合わせれば・・・即、自作の手ロクロが完成します。
粘土作業する時の簡易ロクロとしても使えますし、作った作品を鑑賞する回転台(回転ステージ)などとしても利用できます。工夫次第で色々な場面で使えますので結構重宝します。
写真は、端材をビス止めした「回転ステージ」です。板の間に見えるのがベアリングです。
この自作ロクロ(回転ステージ)は、本物のロクロのような重厚感はなく・・・クルクルと簡単に回せるところが売りですね。
【やまざ器】では陶芸教室の陶芸女子に人気です。 本体の重さがすごく軽いので、持ち運び自由ですし、右でも左でもクルクル回せますので、小物を作るときに威力を発揮します。
製作する際は、ベアリングをビス留めするときに一つだけポイントがあります。
ベアリングは上下が正方形の同一サイズになっていて、各々ビス4本で止めることができます。
1枚目の板に留める時は普通にできますが・・・2枚目を留めるときに、逆側の板に1箇所穴を開けておくと便利です。この穴からドライバーを差し込んで、2枚目の板にベアリングを固定することができます。
(この穴がないと2枚目の板をビス固定できません)
<ご参考:ベアリング型番名称など>
・角回転台 55mm J-152 ・株式会社コニビオラ