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ご自宅で陶芸/陶芸作業台を作る/さいたま市のやまざ器

2020/09/30
陶芸作業台を作る

最近ポツリポツリとご自宅に陶芸作業台を設置するお客様がおられますので、本日は、ご自宅用の陶芸作業台を作るポイントなどを書いていきます。 日曜大工で簡単に作れますので・・・ご参考にどうぞ。

 

陶芸作業台と一般のテーブルや机との違いは・・・台の剛性(しっかり感)です。

陶芸は、粘土をこねる場合(一般的に言われる菊練りなど)、自分の体重をかけての作業になりますので、体重をかけたときにガタついたり、変形するような作業台ではうまく作業をすることができません。

 

最近は、ホームセンターで適正な材料を安価に仕入れられることと、材料のカットもホームセンターでやってもらえるので、ご自宅のスペースに合わせて自由に作れることが魅力です。 組み立ては、スクリューで固定するだけ(必要により接着剤)で完成するのもありがたいですね。

 

写真の作業台は幅60cm(30cm幅の材料を2枚使用)、長さ150cm、高さ73cmで、大人4人〜5人が安心して作業できる大きさです。 ご自宅での使用を考えると・・・幅60cmで長さ60cm、75cm、90cmあたりが妥当な大きさではないでしょうか? 高さは73cmが標準です。 ここで重要なのは・・・天板の厚さです。 写真の天板は、集成材(木台を組み合わせて接着した人工的な材料)で厚さが35mmで、最低でもこのくらいの厚さが望まれます。 天板の裏側の合わせ部分に補強を入れて剛性を確保しています。 また脚の強度も重要です。 これもホームセンターで売っている既製のカット材(梁の部材を差し込みやすいように加工してある)を使っています。 陶芸作業台は重いほどしっかりして作業がしやすいものです。 

 

補足として、写真のように粘土作業板を作業台に固定できるような「シャコマン」があると便利ですね。 予想以上に粘土をこねる作業は力を使いますので・・・作業台に固定すると菊練りの効率が上がります。