BLOG

油滴天目茶碗のロクロ挽き/オーダーメイド の商品作り/さいたま市の陶芸やまざ器

2020/01/09
油滴天目茶碗のロクロ挽き

本日は、久しぶりに油滴天目茶碗のロクロ挽きを行いました。 さいたま市の「やまざ器」では、オーダーを頂き製作するオーダーメイド の作品作りを行っています。 今回ご紹介するのは・・・オーダーメイド の「油滴天目茶碗」です。 

 

まず最初に、油滴天目茶碗についてご説明いたしますと・・・水に油を注いだ時に発生する油滴文様のイメージから名前がついています・・・特徴のある小さな丸い文様のある黒釉をベースにしたお茶碗のことです。 詳細をご説明するには・・・かなり時代を遡らないといけませんが・・・古来、中国より渡来したお茶碗になります。 日本では、渡来した油滴天目茶碗を現在日本の国宝として保存しております。 

 

油滴天目茶碗は・・・陶芸の分類上、窯変天目茶碗のカテゴリーに入って紹介される場合が多く・・・いづれも偶然性に頼った奇跡的なお茶碗として、日本に保管されているのです。  何故かと言うと・・・文様の発生条件が極めて偶発的な要因に頼っている場合が多く・・・なかなか安定して焼成することが困難なお茶碗だからですね。

 

さいたま市のやまざ器では・・・ご注文をいただいて製作する「オーダーメイド 」の商品としてご製作しております。 器の形や大きさはご自由ですが・・・油滴の文様を綺麗に表すには・・・やはり天目茶碗形状が合っているかもしれませんね。 技術的には、コーヒーカップや湯呑みなどでも再現可能です。

 

やまざ器の油滴天目茶碗の特徴は、輝きのある真っ黒なベース色に、大小の油滴模様が複雑な色合いで焼成できることです。 油滴の模様の大きさは、施釉する釉薬層の厚さで決まってきます。 厚く施釉するほど大きな文様が焼成できます。 ただし、ベース素地の形状により、流れたり貯まったりしますので・・・やはり複雑な条件が反映されますね。

 

ぜひとも やまざ器の「油滴天目茶碗」のオーダーをお試しください。

仕様詳細は、メールやSNSなどのやり取りを経て行いますので・・・ご安心してお任せくださいませ。