日本では昔から、茶碗や皿などの食器に焼き物が使われてきました。焼き物と言っても陶器・磁器があり、同じものではありません。普段使用している食器が、陶器か磁器かの見分け方を紹介します。陶器と磁器の見分け方は。大きく三つ挙げられます。
一つ目は、見た目です。陶器は原料が土なので基本的に光を通しません。また、自然で素朴な雰囲気があります。一方、磁器は石と粘土を原料としているため、薄いものであれば光を通します。色合いも透明感があります。
二つ目に挙げられる見分け方が音です。陶器は指ではじいてみると低く鈍い音がします。これに対し、磁器は金属に似た高い音がします。
三つ目は高台と呼ばれる部分の違いです。高台とは食器を逆さまにしたときに見える円状の出っ張りのことです。陶器の場合、高台は茶色くザラザラした手触りです。磁器は白くて、触ると滑らかな手触りです。
参考として日本の著名な焼き物が陶器か磁器のどちらになるのかを紹介します。陶器で有名な焼き物は信楽焼、萩焼、そして備前焼があります。磁器では有田焼、九谷焼が有名です。このように、陶器と磁器はどちらも焼き物ですが違いがあります。温もりを感じられる食器を選びたいとお考えの方は、陶器をお選びください。
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